前衛 Posted by mal on 2012年1月14日 この地は 辟易した民によって 突飛な発想を生んでしまった 燻り、一条の煙が、漫ろに傾き 郭公の声に日盛りを魘され 竦む 木天蓼を纏った猫の 黄泉の間口 水張田のレフレクションが小躍り 大旦 疎ましい百足 見惚れぬ 塒へ帰る 音が 嬰児に 帰る